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2月
音楽と暮らすなら、この場所で。:【basse北町】
一歩踏み出した場所は、音に溢れた暮らし
音楽や映画などのカルチャーに溢れた生活をしたい、没頭したいと思う時期って、誰にでも有る体験ではないでしょうか。友達とバンドを組んでギターを演奏したり、習い事のピアノに打ち込んだり、独学で映像制作したり、ひたすら映画鑑賞に夢中になるライフスタイルに憧れたりして。
けれど、社会人になると、青春を彩るような趣味を持ちたいと思っても、環境的に難しかったり、仲間と付き合う時間が減ったりと、自分の気持ちが色褪せていく時間は誰しもぶつかってしまうもの。
今回はそんな体験に共感してしまう方に『映画と音楽で繋がる』がテーマのシェアハウス「basse北町」をお届けしたいと思います。
場所は東武東上線にある東武練馬駅から徒歩8分。地下室もある4階建ての建物で18世帯のシェアハウスとのことですが、音楽や映画が好きな人のための設備を整え、ジョージア様式の内装でまとめられた空間とのこと。
シェアハウスの名前にある「basse」って聞き慣れない言葉ですが、実はこれ、低音楽器のベース(bass)と基地を意味するベース(base)を掛け合わせた造語のようです。名前からも音楽への愛やこだわりを感じますね。
こちらのシェアハウスを手掛けるtetote houseさんは他にも音楽をテーマとした「otowa 小竹向原」を運営しており、同物件での経験や入居者さんの意見・要望も取り入れながら、今回新しく「basse北町」をオープンすることに踏み切ったそう。既に同じコンセプトでのシェアハウスを手掛けているだけに、期待が高まります。
「音楽や映画」に寄り添ったシェアハウス「basse北町」。それでは早速、中を覗いてみましょう。
LIVING
ドアを開けると、そこはみんなが集う、みんなの場所。
みんなで食べる料理は、どんな味?
玄関を開けると、その先に広がっているのは、温和な雰囲気のスタイリッシュな空間。
ダイニングスペースは2つ。一つは中央に置かれた四人掛けのテーブル席と、もう一つは階段横にある少し小さめの二人用席。中央の席でワイワイ楽しむのも良し、階段横の席でゆったり過ごすのも良し。その時の気分によって使い分けるスペースが確保されていました。
モダンな西アジア風のスタイルを目指されたとのことですが、扉の先にはリビングルーム全体が見渡せる設計は、玄関とリビングの境界線が無く、開放感のある空間が広がっているという印象です。
「玄関と共有スペースが直結しているスタイル」に一長一短の声はあるかと思います。毎日楽しい事ばかりでもなく、たまには一人になりたい気分になることもあるはず。帰宅後に必ず共有スペースを通らないといけない設計は控えたいという声もあるかもしれません。
でもプライベートが確保された空間だと、せっかくシェアハウスに入ったのに他の人と殆ど交流することなく退去してしまいました、そんな意見を聞くことも少なくなかったりするのです。
そう考えると、入居者同士のつながりやコミュニティを大事にしたいという思いに共感できる方向けのシェアハウスと言えるのかも。自分の価値観に沿っているか、ライフスタイルにあうかなど、問合せ前に、今一度考えて頂きたい重要なポイントかと思います。
左手に見えるのが玄関ドア。開けてすぐシェアメイトからの「おかえり」というシーンが頭に浮かんできそうですね。
玄関から共有スペースを眺めた別アングルはこんな感じです。時計や絵画のインテリアなどセンスの良さを感じます。
観葉植物を挟むように向き合うテーブル。緑に癒されながら込み入った話も◎。テーブルの奥には地下へと続く階段があります。
インテリアは色々なところから買い集められたものだそうです。空間づくりが好きじゃないと出来ない仕事ですよね。
KITCHEN
プライベートな空間は、シンプルに、ミニマルに。
心に秘めた思いと趣味を、ライフワークに。
リビングの奥隅にあるキッチンスペースの様子。共有スペースに開放感を覚えるのは、視界を抜けるようなキッチンスペースのつくりが大きいのかもしれません。
シンプルですがパリッとした白と黒のコントラストは清潔感がありますし、かなりゆったりとした構造で窮屈さを感じさせないスペースだと思います。流し台とIHコンロも2つずつ設置されているので、混雑を緩和してくれそう。何より、一緒に料理をするのが楽しそうです。ダイニングテーブルに座っているシェアメイトと会話しながら、料理をしたりするとか、楽しそうで良いですよね。
炊飯器2つに電子レンジなど調理家電は、一通り備わっているので、引越し当日から料理も楽しめそうです。
キッチンスペースを別アングルから。流し台の横には家電の棚と冷蔵庫が設置されています。
パン好きには特に嬉しいBALMUDAのオーブン家電。インテリアとしてもお洒落で、素敵なアクセントになっているのが憎いです。
ROOM
扉を開いて、自分の気持ちと真っ直ぐに向き合ってみる。
各個室は、8.3㎡~15.3㎡とサイズ感には異なっていましたが、どのお部屋もすっきりとした雰囲気で、良い意味で無駄がない感じで整っていました。どのお部屋にもマットレスと冷蔵庫、そして白い木目調の机と椅子に収納スペースが用意されています。 壁紙が異なるお部屋もありますので、入居の際に好みの雰囲気を選んでみてください。
お部屋の隅に設置された縦型のクローゼットやベッドの下の衣装ケースなどが備え付けられていました。
こちらは3Fにある302号室の様子。ベッド下をうまく収納スペースとして活用されていました。
お部屋によっては、このようなドア型の収納も。ドア無しのクローゼット収納に比べて少し小さいかもしれませんが、下見の際にサイズ感なども確認して下さい。
FACILITY
さて、いよいよ「basse北町」最大の見所「シアタールーム」「音楽スペース(多目的室とミキサー室)」に迫ってみたいと思います。
場所は、リビングの階段を下った先の地下一階。そこには住居人だけの秘密の隠れ家のような雰囲気のシアタールームが待っています。こちらのスペースには、大型の4Kテレビだけではなく、小型プロジェクターも備わっていて、皆で賑やかに語りながらライブビューイングしたり、少人数でじっくり映画鑑賞したりなど、一人暮らしでは味わえない時間を過ごせそうな印象を受けました。
小型プロジェクターは持ち運び可能なもので、天井から吊り下げたスクリーンに映像を映すことも出来るそうで、こうした計らいは、他の物件を運営されながら、培ってきたアイデアなのかもしれません。
またこの地下一階には、シアタールームとは別に多目的室とミキサー室といった施設が用意されていて、多目的室には大きなグランドピアノ、ミキサー室には防音設備が備わった部屋にゆったりとした椅子とテーブルが設けられています。
一人暮らしでは先ず手に入らない機材や設備に囲まれて集中したり、楽しめるスペースがあるのは何とも嬉しいですよね。
シアタールームを別アングルから。広めのソファでゆったりと大人数で映画を楽しめそうです。
グランドピアノはYAMAHA C3タイプ。誰にも邪魔されず演奏に没入できそうな空間は嬉しい人には本当に嬉しいはず。
こちらは ミキサー室。ボーカル録音やyoutube配信、動画編集など、防音設備を生かして音声録音作業も捗りそうです。
こちらは2Fにあるランドリースペース。生活する場所ですから、こちらも忘れずお伝えしておきます。明るい青の壁紙が印象的でした。
『映画と音楽で繋がる』がテーマのシェアハウス「basse北町」いかがだったでしょうか?
訪問しながら、音楽や映画など社会人になると忘れかけてしまう自分の気持ちに寄り添うことの大切さを教えてくれた気もします。
忙しさのあまり、好きだったはずの楽器を手にする時間も、誰かと演奏する機会も減ってしまったという事に頷いてしまう人も少なくないのではないでしょうか。自分の好きという気持ちが薄れていくって感覚、やっぱり寂しいですよね。
リアルな世界で人と出会う機会がめっきり減ってしまった風潮もありますが、だからこそ、同じように音楽や映画が好きな仲間たちと出会えることや一緒に過ごす時間は貴重なはず。
最寄り駅の東武練馬駅からシェアハウスまでの道のりには商店街、駅の反対側にはイオンがあったりと、日常のお買い物でも不便さも少なそうですし、それ以上に、自分の好きな事に一生懸命に向き合ってみたり、そんな人と出会うことで気づく価値や体験はきっとプライスレス。
今回の取材ではあいにくの雨だったため写真に収めることはできませんでしたが、4階には広々とした屋上もありました。晴れた日には、見晴らしのいい屋上でぼんやり空を眺めたり、みんなで夜景や星空を見たりすれば、映画では鑑賞できない体験を味わうことも出来るかも。
様々な魅力の詰まった「basse北町」。
貴方の音が映えるような、そんな暮らしが扉の先にありますように。
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