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調査資料から考える、シェアする暮らし

同じ家に暮らす人と、災害時に助け合えるでしょうか。首都圏のシェアハウスに住む20代~30代の男女103人を対象にした調査では、災害時の助け合いに普段の挨拶や会話が関係すると考える人が76.7%でした。

本記事では、提供された「シェアハウスにおける災害時の助け合いに関する調査」の資料をもとに、入居者同士の関係と防災への意識を紹介します。

見出しの「約75%」について

普段の挨拶や会話は、助け合いに関係する?

「災害時に同じシェアハウスの入居者と助け合えるかに、普段の挨拶や会話の有無はどの程度関係すると思うか」という設問に、103人のうち35.0%が「大きく関係すると思う」、41.7%が「ある程度関係すると思う」と回答。合計は76.7%です。

これは入居者の意識を尋ねた結果です。実際の災害時に助け合った人の割合を示すものではありません。

調査資料に記された背景

ひとり暮らしが増えるなか、身近な助け合いを考える

国立社会保障・人口問題研究所の「日本の世帯数の将来推計(全国推計)-令和6(2024)年推計-」(2024年4月公表)では、単独世帯の割合が2020年の38.0%から2050年には44.3%へ上昇すると見込まれています。一人で暮らす人が増えるなか、本調査はシェアハウス入居者の助け合う意思と、普段の関係性への意識を尋ねています。

出典:「日本の世帯数の将来推計(全国推計)-令和6(2024)年推計-」(国立社会保障・人口問題研究所)https://www.ipss.go.jp/pp-ajsetai/j/HPRJ2024/hprj2024_PR.pdf (2026年9月16日に利用)

提供された調査資料より

調査サマリー

・首都圏のシェアハウス居住者の約6割は、他の入居者と日常的に会話をする、またはそれ以上に親しい関係にある

・首都圏のシェアハウス居住者の約75%は、大地震などの災害が起きた場合に入居者と助け合えると考えている

・首都圏のシェアハウス居住者の約65%は、災害時に普段よく話す入居者が困っていた場合、助けたいと考えている

・首都圏のシェアハウス居住者の約65%は、災害時にほとんど話したことのない入居者が困っていた場合にも助けたいと考えている

・首都圏のシェアハウス居住者の約75%は、災害時に同じシェアハウスの入居者と実際に助け合えるかには、普段の挨拶や会話の有無が関係すると考えている

・首都圏のシェアハウス居住者の約7割は、災害への備えについて他の入居者と話した経験がある

調査概要

調査期間
2026年9月24日~9月27日
調査方法
インターネット調査
調査対象
首都圏のシェアハウスに居住している20代~30代の男女
調査人数
103名
モニター提供元
RCリサーチデータ

※本調査における「首都圏」とは、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県を指します。

※本調査における「シェアハウス」とは、キッチンやリビングなどの共用部を他の入居者と共同で利用する賃貸住宅を指します(社員寮・学生寮は含みません)。

※回答比率は小数点第二位を四捨五入しているため、回答比率の合計は100.0%にならない場合があります。

以下の集計結果・グラフは、提供された調査資料を紹介しています。

提供された調査資料の先頭画像

普段の挨拶や会話と災害時の助け合いに関する調査資料の先頭グラフ

調査結果 01

首都圏のシェアハウス居住者の約6割は、他の入居者と日常的に会話をする、またはそれ以上に親しい関係にある

「他の入居者との関係」では、「日常的に会話をする関係」が37.9%、「悩みの相談をしたり、一緒に出かけたりする関係」が22.3%、「挨拶を交わす程度の関係」が17.5%でした。会話をする、またはそれ以上に親しい関係は合計60.2%です。

首都圏のシェアハウス居住者の約6割は、他の入居者と日常的に会話をする、またはそれ以上に親しい関係にあるの調査グラフ

調査結果 02

首都圏のシェアハウス居住者の約75%は、大地震などの災害が起きた場合に入居者と助け合えると考えている

「大地震などの災害時に入居者と助け合えるか」では、「どちらかといえば助け合えると思う」が43.7%、「助け合えると思う」が31.1%で、合計74.8%。「助け合えないと思う」は13.6%でした。

首都圏のシェアハウス居住者の約75%は、大地震などの災害が起きた場合に入居者と助け合えると考えているの調査グラフ

調査結果 03

首都圏のシェアハウス居住者の約65%は、災害時に普段よく話す入居者が困っていた場合、助けたいと考えている

「普段よく話す入居者が災害時に困っていた場合」では、「どちらかといえば助けたいと思う」が37.9%、「助けたいと思う」が28.2%で、合計66.1%。「どちらかといえば自分の安全の確保を優先したいと思う」は21.4%でした。

首都圏のシェアハウス居住者の約65%は、災害時に普段よく話す入居者が困っていた場合、助けたいと考えているの調査グラフ

調査結果 04

首都圏のシェアハウス居住者の約65%は、災害時にほとんど話したことのない入居者が困っていた場合にも助けたいと考えている

「ほとんど話したことのない入居者が災害時に困っていた場合」では、「どちらかといえば助けたいと思う」が36.9%、「助けたいと思う」が26.2%で、合計63.1%。「どちらかといえば自分の安全の確保を優先したいと思う」は23.3%でした。

首都圏のシェアハウス居住者の約65%は、災害時にほとんど話したことのない入居者が困っていた場合にも助けたいと考えているの調査グラフ

調査結果 05

首都圏のシェアハウス居住者の約75%は、災害時に同じシェアハウスの入居者と実際に助け合えるかには、普段の挨拶や会話の有無が関係すると考えている

「助け合えるかに普段の挨拶や会話が関係するか」では、「ある程度関係すると思う」が41.7%、「大きく関係すると思う」が35.0%で、合計76.7%。「あまり関係しないと思う」は15.5%でした。

首都圏のシェアハウス居住者の約75%は、災害時に同じシェアハウスの入居者と実際に助け合えるかには、普段の挨拶や会話の有無が関係すると考えているの調査グラフ

調査結果 06

首都圏のシェアハウス居住者の約7割は、災害への備えについて他の入居者と話した経験がある

「災害への備えについて他の入居者と話した経験」では、「災害や防災が会話の話題に出たことはある」が35.9%、「災害時の役割分担や備蓄について具体的に話し合ったことがある」が35.0%で、合計70.9%。「話したことはない」は29.1%でした。

首都圏のシェアハウス居住者の約7割は、災害への備えについて他の入居者と話した経験があるの調査グラフ

提供された調査資料より

調査結果のまとめ

回答者の60.2%は他の入居者と日常的に会話をする、またはそれ以上に親しい関係にあり、74.8%は災害時に助け合えると考えていました。普段よく話す相手への「助けたい」は66.1%、ほとんど話したことのない相手には63.1%。76.7%は挨拶や会話が助け合いに関係すると考え、70.9%は災害への備えを話した経験がありました。

東京シェアハウス編集部の視点

いつもの挨拶を、防災について話すきっかけに

調査では、ほとんど話したことのない入居者にも助けたいという回答がみられました。一方で、実際に助け合えるかには普段の挨拶や会話が関係すると、多くの回答者が考えています。

日常の挨拶から、災害への備えを話題にしてみる。共有スペースで顔を合わせる時間は、そんな会話のきっかけにもなるのではないでしょうか。

この節は編集部の解説です。調査が示す意識と、実際の災害時の行動は区別して捉えています。

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