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私たちの暮らしは、ずいぶん便利になりました。買い物はスマートフォンで済み、料理をしなくても食事が届く。駅では切符を買う必要がなく、お店では店員と言葉を交わさずに会計できます。何かを調べたいときも、誰かに聞かなくていい。動画や検索、AIが、たいていの疑問に答えてくれます。

以前なら誰かに頼まなければできなかったことが、一人でできるようになった。これは、とても大きな自由です。

けれど、一人でできることが増えるほど、誰かと言葉を交わす理由は減っていきます。この記事は、効率の外側に残る「誰かとの時間」についての話です。

☕ 面倒だったことの中にあったもの

昔の暮らしが、すべてよかったわけではありません。人に合わせることは疲れますし、誰かに頼らなければならない生活は不自由でもあります。だから、便利さを手放す必要はありません。

ただ、私たちが面倒だと思って減らしてきたものの中には、人との接点も含まれていたのかもしれません。店員と交わす短い会話。近所の人との挨拶。誰かに道を尋ねること。一緒に料理をしながら、できあがるのを待つ時間。効率だけを考えれば、なくても困らない。それでも、そうした時間が、一日の中に人の温度を残していました。

必要なものがすぐに手に入る一方で、自分の一日を誰かに知ってもらう機会は、気づかないうちに少なくなっているのかもしれません。

🌃 寂しさは、人がいないことだけではない

東京には、たくさんの人がいます。電車も駅も店も、いつも誰かでいっぱいです。それでも、寂しさを感じることがあります。

寂しさとは、必ずしも一人でいることではありません。自分が今日どんな一日を過ごしたのかを、誰も知らないこと。嬉しいことがあっても、すぐに話す相手がいないこと。疲れて帰ってきても、その変化に気づく人がいないこと。人に囲まれていても、自分の生活が誰の生活とも交わっていないとき、人は孤独を感じるのかもしれません。

🍳 少しだけ不便な暮らし

シェアハウスでは、ときどき自分の思い通りにならないことがあります。使いたいときに、キッチンを誰かが使っている。リビングから話し声が聞こえる。一人暮らしよりも、少しだけ人の存在を意識します。

けれど、その小さな不便さの中から、会話が始まることもあります。キッチンから、自分では作らない料理の匂いがする。「いい匂いですね」「これ、少し食べますか?」——ほんの数分のやりとりで、一日が少し違って見えることがあります。

人と暮らすことには、効率だけでは測れない時間があります。待つこと。譲ること。手伝うこと。どうでもいい話をすること。何かの成果として、目に見えるわけではありません。けれど、そんなやりとりのあとに、少し気持ちが軽くなる日があります。

もちろん、誰にも気を使わず、一人で過ごしたい日もあります。キッチンを待つことが、ただ面倒に感じられる日もあるでしょう。それでも、料理を終えて部屋に戻ったあと、さっきの何気ない会話を思い出して、誰かがいてよかったと思うことがある。

便利さだけでは選べない、住まいのよさは、そんなところにあるのかもしれません。

便利さの先で、何を選ぶか

便利になって生まれた時間を、どう過ごしたいでしょうか。一人でゆっくり休む時間も、誰かと食卓を囲む時間も、暮らしには大切です。その両方がある日常を選ぶこともできます。

自分とは違う人の気配があり、ときどき言葉を交わす。無理に話さなくても、同じ場所でそれぞれの時間を過ごせる。一人でできることが増えた今、誰かと暮らす理由は、そうした小さな時間の中にあるのかもしれません。

そんな暮らしに興味のある方は、東京シェアハウスで物件を探してみてください。人の気配の濃さも、物件によってさまざまです。自分にとって心地よい距離感のある暮らしを、見つけてみてください。

東京シェアハウス編集部

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