この記事では、シェアハウスの基本からメリット・デメリット、大学生だからこそ得られる体験...
「毎日をもっと自分らしく、自由に。」
一人暮らしを始めてみたいけれど、ちょっと不安。...
シェアハウスでの暮らしに憧れはあるけれど、「ルールやマナーって厳しいの?」と気になる人...
今年も、気がつけば年の瀬を迎えました。
東京シェアハウスのサイトをご覧いただいている皆さま、そして日々関わってくださっている皆さま、本当にありがとうございます。
毎年恒例となっているこの年末コラムは、僕にとって「一年を振り返る」というよりも、自分の呼吸を整える時間のようなものになっています。
以前は、来年の予測のようなことを書こうとした時期もありました。
でもこれからは、それぞれが望む未来が、同時並行で存在していく時代なのだと思います。そう考えると、先を当てにいく言葉は、あまり意味を持たないのかもしれません。
それでも、いったん立ち止まり、考えすぎず、評価もせず、ただ今の感覚を言葉にしてみる。
今年もそんな気持ちで書いています。少しだけ、お付き合いください。
この一年、AIという存在は、仕事や生活の中に一気に入り込んできました。
「いちばん自分を理解してくれているのは、AIかもしれない」と感じている人も、少なくないのではないでしょうか。
判断は速くなり、選択肢は整理され、できることは確実に増えていく。僕自身も、その恩恵を毎日感じています。
一方で、「正しさ」や「効率」があまりにも早く提示されることで、自分で迷う時間や、遠回りする余地が、少しずつ減ってきているようにも感じます。
AIが答えを出してくれる時代に、人間が担う役割は、
「何を正解にしたいかを決めること」
なのかもしれない。
どんな働き方をしたいのか。
どんな人間関係を大切にしたいのか。
どんな暮らしを、続けていきたいのか。
そう考えると、AIの恩恵を受けながらも、未来を描く余地は、まだ十分にある。
もしかしたらAI時代は、想像力を奪う時代ではなく、想像する責任が人に戻ってくる時代なのかもしれません。
今、シェアハウスに住まわれている方の多くは、
現実と向き合いながら、悩み続けている世代かもしれません。
仕事では結果を求められ、
生活では安定も考えなければならず、それでも「このままでいいのか」という問いが、なかなか消えない。
「何者かにならなければいけない」という圧力は、静かに、でも確実に強くなっているように感じます。
走りながら考え、考えながら走る。立ち止まる余裕なんてない、と思う日も多いはずです。
それでも、今いる場所が最終地点である必要はないはずで、今の選択が、すべてを決めてしまうわけでもありません。
未来は、完成させるものではなく、
更新し続けていくものなのだと思います。
今年の大きな変化のひとつは、「舞台荘」という縦型ショートフィルムのプロジェクトでした。
おかげさまで、多くの方にご視聴いただきました。
今のアルゴリズムでは、アテンションを取りにいく物語や、効率よく欲望を刺激する構成が求められがちです。
それでも、社会の中で起きている「名前のつかない瞬間」を、言葉とは違う形で残せるような気がして、完成までとても楽しいプロジェクトでした。
廊下ですれ違うときの間合い。
夜中に灯っているリビングの明かり。
説明すると壊れてしまいそうな物語をカタチにしてみたかった。
AIが普及する時代は、言い換えれば、より多くの思想が同時に広がっていく時代でもあります。
その中で、どう向き合うのかを問い続けられるプロジェクトになればいいなと思っています。
舞台荘を通じて、映像や表現に取り組むさまざまな活動と出会いました。
「リピートルーム」の原作提供をしてくれたソラレムのような取り組みも含め、そうした表現がそれぞれの場所で続いていくことを、東京シェアハウスとして、静かに応援していきたい。
そして参加いただいた監督、企画、演者の皆さん、そしてこれから出会っていくであろう、シェアメイトのような仲間たちと、ワチャワチャ楽しみながら、時間を共有できるプロジェクトになればいいなと思っています。(大変なのですが、笑)
「うまくいくか」を考えすぎると、何も始まらない。
とにかく、「やってみた」と言えるプロジェクトにしたい。
そんなふうに考えています。
これまで大切にしてきたことも、これから大切にしたいことも、
少し疲れた人が、
少し立ち止まり、
深呼吸してから、また外に出ていける場所を増やしていく。
頑張り続けなくてもいい。
ずっと前向きじゃなくてもいい。
うまく言葉にできなくてもいい。
そんな余白があるだけで、人は案外、また歩き出せる。
それでも、未来は、誰かに与えられるものではなく、
小さな選択を重ねながら、自分でつくっていくものだと思っています。
AIやロボットの普及は止まることなく、世界はこれからも変化していくはず。
働き方も、価値観も、想像以上のスピードで更新されていくのだと思います。
だからこそ、
「正解を追いかけ続ける」よりも、
「どんな未来を描きたいか」を手放さないことが、
これからの時代の強さになる気がしています。
年末年始、少しだけ立ち止まりながら、
今年の自分を労い、
来年の自分に、ほんの少しだけ余白と期待を残す。
そんなことを考えながら、年越し蕎麦でも食べようかなと思います。
今年も本当にありがとうございました。
そして来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
皆さんにとって、2026年も、それぞれの場所で、素敵な物語が生まれる一年になりますように。
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