---実際には、どんな場面でその良さを感じられますか?
大島さん
人それぞれですが、会社勤めの方が起業しようとしている方に刺激を受けたり、他の住人さんのライフスタイルや働き方を間近で見て、自分自身の生活を見直すきっかけになったり。思い思いに共生の良い所を受けとってくれてるのが良さだと思っています。
例えば、入居者の中には、都内のメンタルクリニックで勤務されている女性がいます。
ずっと海外で生活をされてきた臨床心理士さんなのですが、先進国の中でも自殺率が高い日本で、少しでも心の不調を感じたり相談したくなったら、気軽にメンタルクリニックのドアをたたいてほしい、その助けになりたいという思いで帰国を決意されたと聞いています。
その臨床心理士さんは、今まで年上の方とのお付き合いが多かったみたいなんですが、今は自分より年下の住人さんたちと接することでいろいろ発見があって楽しいとお話されてますし、他の住人さんたちからも「本当はすごく優秀な方なのにおちゃめだと、シェア内でおもしろキャラが定着していますよ。
---素敵な関係ですね。どんな方でも一緒に住んでるからこそ分かる一面ってありますよね。
---「MANA SHARE中目黒」を運営するにあたって、ハウスルールはありますか?
大島さん
挨拶をしなくなったら、挨拶をしなくなった人同士が退去してもらう、というのが唯一のハウスルールなんです。周りの方たちも気を使うじゃないですか。
--- 挨拶って、すべて基本ですもんね。共同生活なら、なおさらですね。
---ちなみに、大島さんご自身もシェアハウスに住んでいたんですよね?
大島さん
そうなんです。そこは長く住む方も多くて、英語教室やお茶会など、企画イベントも盛んなシェアハウスでした。しかも、ハウスを出た後でも、困った時には相談に行ったり、子供が生まれたら報告しに行く方もいるんです。
また、こんな事をやりたい、と相談したらお互いに人を繋げることもあって。そういう雰囲気が心地よかったですよ。
やっぱり、住んでるパワーってすごいなって。
---というと?
大島さん
例えばイベントや何かに参加して、SNSでつながっても、その関係を継続するってなかなか簡単ではないと思うんです。
一緒に住んでいると、何か思いつけばその場で声をかけられるし、会話がスタートする。
"場" に、自由に出入りできる。そういう意味で、住んでいることのパワーや引力ってすごいなぁと。
そして、住人さんがこのハウスを出た後も、何かの折に気軽に連絡できたり、つながっていけたら良いかなって思っています。